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<節分>鬼を逃がすな「鬼も内」 地域の伝説踏まえ豆まき

鬼の像に向かい、おきな姿で豆まきをする幸子さん

 節分の3日、宮城県村田町の姥ケ懐(うばがふところ)地区で伝統の豆まきがあった。地域の鬼の伝説を踏まえ「福は内、鬼も内」と掛け声を上げ、一年の健康と地域の安全を願った。
 地区内の観光施設「民話の里」にあるかやぶき屋根の民家に地元住民ら約50人が集まった。おきな姿になった姥ケ懐地区の渡辺久男さん(70)と渡辺幸子さん(66)が、鬼の像に勢いよく豆を投げ付けた。
 豆まきの後は臼ときねで餅をつき、一般の参加者らに振る舞った。
 地元の言い伝えでは、平安中期の武士渡辺綱(わたなべのつな)が京都で鬼の片腕を切り落とし、逃げた鬼を捜して姥ケ懐地区にたどり着いた。鬼は老婦人に姿を変えて現れ、綱から腕を奪って消え去った。地元住民は今でも綱の無念を思い、鬼を逃がさないよう「鬼は内」と声をそろえるという。


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2019年02月04日月曜日


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