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仙台市のいじめ防止条例案、母子心中受け項目追加 2月定例会初日に提出へ

 仙台市で昨年11月、泉区寺岡小2年の女児(8)へのいじめを苦に母子が無理心中したとみられる事件を受け、市は4日、制定を目指しているいじめ防止条例案に、新たに対応を盛り込む方針を決めた。既に発表した当初提出議案に項目を加え、市議会2月定例会開会日の7日に提案する見通し。

 条例案にはいじめられた児童生徒、いじめを受けた子どもや双方の保護者と学校側が、共通の理解の下、いじめの事実の確認や支援、指導を進めていくことを追加した。
 事件を巡り、学校などの対応が不十分だったと訴える遺族側に対し、学校側は一定の対応をしたと説明するなど、認識の違いが明らかになっていることを踏まえたという。
 郡和子市長は1月29日の定例記者会見で、事件を受け「(新たに)盛り込むべきことがあるか、足らざることはないか調べている」と説明し、同日発表の提出議案に含めなかった。
 この項目を含め、条例案は計55条で構成。児童生徒がいじめをした要因の把握と対応を学校側に求めるほか、いじめ防止を目的に教職員による体罰や不適切な指導を禁止することなどを盛り込んだ。
 いじめ被害を訴えて市立中学生3人が相次いで自殺した問題を受けて設置した市いじめ対策等検証専門家会議の後継組織として、常設の「いじめ防止等対策検証会議」の設置を定めた。
 市はいじめ防止対策推進法などに基づいて具体的な施策の内容を定める市いじめ防止基本方針も改定する方針。いじめ関連の各委員会の検証結果などを踏まえ、児童生徒の入学・転入時の引き継ぎ、会員制交流サイト(SNS)を活用した相談しやすい環境整備の徹底などを追加する。


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2019年02月05日火曜日


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