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<ノリ重油被害>生産者、来季の生産再開へ船会社に協力求める

生産者を前に、頭を下げる船会社「井本商運」の3人

 仙台港でコンテナ貨物船から重油が漏れて宮城県七ケ浜町のノリ養殖が今季の生産を中止した問題で、県漁協七ケ浜支所の生産者と船会社「井本商運」(神戸市)、県による初の会合が4日、支所の入る町水産振興センターであった。
 支所側は、来季の生産再開に向け協力を要請。同社に(1)保険の補償限度額を超えた場合も対応する(2)決定権のある人物を町近くに常駐させる−ことを要望し、一両日中の回答を求めた。行政には養殖施設やノリの処分態勢の整備を求めた。
 同社は、撤去作業時に小型貨物船を出して手伝う腹案も示した。
 生産者約40人が出席し村井嘉浩知事ら県幹部や町幹部も同席。大橋郁取締役ら3人は「当社が原因者。漁業者の負担を減らすため一日も早く撤去を進めたい」などと謝罪。1月31日の会合欠席は「連絡の行き違いから不参加となり、申し訳ない」と語った。
 同社関係者の来訪は、事故発生4日後の24日に支所で幹部に謝罪して以来。生産者からは同社や県、宮城海上保安部の初動対応などをただす声が上がった。
 支所の寺沢春彦運営委員長は「早急な撤去作業が一番の課題。会社には、われわれが被害者で正当な理由で正当な金額を要求することを伝えた」と話した。
 村井知事は会合から戻った後の定例記者会見で「収穫の最盛期に水揚げが全くできない状態。非常に重大な問題だ。速やかに回収、撤去できるよう、県も最大限支援したい」と話した。


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2019年02月05日火曜日


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