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気仙沼・大島の観光拠点、完成遅れ来年3月にずれ込み

完成が3カ月遅れる見通しとなった大島の観光拠点の予定地=2018年12月30日

 宮城県気仙沼市本土と4月7日に気仙沼大島大橋でつながる同市大島で、市が県の防潮堤(海抜7.5メートル)の背後地を盛り土して整備する観光拠点(9890平方メートル)の完成時期が当初予定の今年12月から来年3月にずれ込むことが5日、分かった。完成が橋の開通から約1年遅れ、島の観光に大きな痛手となる。
 市内で非公開であった県と市による観光拠点や県道工事などの改善策を検討する調整会議終了後、留守洋平副市長が明らかにした。
 市によると、2月に完了予定だった造成工事の遅れが原因。拠点内にできる市の施設と地元商店主らが運営する商業モールの建設予定地(約3000平方メートル)をかさ上げしたが、地盤の沈下が収まらなかった。
 市は昨年12月に盛り土を開始。短期間で大量の土を投入する方法を採用したが、予想以上に地盤が固まらなかった。沈下が収まるのは5月末とみられ、今後、盛り土を追加するなどの対策を検討する。
 観光拠点は当初、大島大橋開通に合わせたオープンを見込んだ。市は2017年11月、県道工事の遅れなどを理由に20年6月まで遅れると発表。県と市が設けた調整会議で工程を見直し、完成が今年12月に早まるとの見通しを示していた。
 造成工事の完了を今年2月と見込み、商業モールに入る商店主らは昨秋、モールを運営するための合同会社を設立。4、5月の大型連休に合わせ、先行して開店させる計画だった。
 留守副市長は「工程の見通しが甘かった。商店主の皆さんに申し訳ない。一日も早く土地を引き渡せるよう対策を講じたい」と陳謝した。


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2019年02月06日水曜日


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