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<Eパーソン>国内企業に営業強化

ほそかわ・こうさく 早大卒。1979年日産自動車入社。アジア事業部長、カルソニックカンセイ副社長執行役員などを経て2019年1月EMデバイス社長。63歳。群馬県太田市出身。

◎EMデバイス 細川 光作社長

 電子機器制御のリレー(中継)部品製造のEMデバイス(白石市)は1月、国内の大手自動車部品メーカー出身の細川光作氏を新社長に迎えた。同社は2022年3月期の売上高300億円以上を目標に掲げる。細川社長は目標達成に向け「インドや東南アジアに強い日本メーカーへの営業を強化する」との方針を示した。
(聞き手は報道部・高橋公彦)
 −足元の業績はどうか。
 「米中貿易摩擦の影響などで中国の自動車市場が減速し、昨年12月に売り上げが落ち込んだ。主要顧客である欧米メーカーの需要の半分以上が、中国だったことが原因だ。本年度は昨年度並みの売上高約210億円を目指している。中長期の目標として300億円は達成可能だが、時期は先送りになるかもしれない」
 −目標達成の戦略は。
 「現時点で21年度の売上高を240億〜250億円に拡大させるプロジェクトはある。そこからどれだけ上乗せできるかが勝負だ。欧米メーカーについては当社のシェアが既に高く、自動車の販売数もこれ以上の伸びは見込めない」
 「欧米の顧客を守りつつ、狙うべきは日本メーカーだ。日本の自動車市場は縮小するが、自動車の販売数が伸びる東南アジアとインドは日本メーカーの独壇場。当社の成長には、日本メーカーのシェアを上げることが欠かせない」
 「日本メーカーは、東南アジア向け部品もインド向け部品も日本で採用を決める。われわれの当面の主戦場は日本になるということだ。国内の態勢を強化し、営業を進める」
 −大手自動車メーカーや大手部品メーカーで勤務経験がある。
 「当社で一番生かせるのは営業の経験だ。前職のカルソニックカンセイは1次部品メーカーで、2次部品メーカーのEMデバイスとの違いはあるが、世界中の自動車メーカーに部品を売り込む仕事を長く担当していた。受注を得る戦略の立て方などの経験やノウハウが生かせる」
 「EMデバイスは車載リレーで世界トップクラスの約30%のシェアがあり、弱者ではないが、大きな会社でもない。小さい会社のメリットはスピードだ。営業と開発部門といった社内のチームワークを向上させ、顧客の要求に対して素早く動ける会社にしていく」


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2019年02月08日金曜日


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