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<愛でよう観賞魚>金魚編(7)水カビ病・松かさ病/定期的な清掃で予防を

餌のやり過ぎによる食べ残しで水槽内が汚れ、病気の原因になることもあるので注意を

 今回は金魚の病気のうち「水カビ病」と「松かさ病」についてお話しします。
 水カビ病は金魚の体表やひれに白くふさふさした綿状の水カビが付着して起こる病状です。別名、綿かぶり病とも呼ばれています。
 水槽内の汚れが多い状態が続いている、水質・水温の変化のストレスで免疫力・抵抗力が落ちている、金魚同士の小競り合いや接触でできた傷などに菌が侵入−などで発症します。
 ひどいときには患部が赤く腫れたり出血したりすることもあります。症状に合った治療薬を使い、薬浴してください。
 患部にある白いカビの部分を、ピンセットなどで取り除くと治りが早まりますが、無理をすると傷口が広がり、かえってひどくなる場合があります。慎重に行ってください。
 底に沈んだ食べ残しの餌にカビが発生して、そこから感染ということもあります。餌の与えすぎには注意しましょう。定期的な清掃や水替えなどを行っていれば、あまり発症することはありません。普段の管理をしっかり行いましょう。
 松かさ病は、金魚の体が全体的に腫れてうろこが浮き、逆立つようになります。ひどくなると全身から出血を伴います。
 エロモナス菌という細菌に感染すると発症すると言われていますが、はっきりとは分かっていません。他の金魚に伝染することはないようなので、焦らず対処しましょう。
 病気が発症した場合、水槽の水は全交換します。水槽内の砂利などを全て取り出してしっかりと水洗いし、ろ過機も清掃します。
 治療には細菌性感染症治療薬またはエロモナス菌に対する専用の治療薬を使い、薬浴します。薬浴中も清潔に保ち、5〜7日置きに水を交換し、再度投薬して治るまで薬浴し続けます。なかなか治りにくいので根気よく治療してください。
 病気の発生にはいろいろな原因・要因がありますが、新しく購入した金魚から病気が持ち込まれるケースがあります。金魚の体表や各ひれ、眼をよく観察し、白い膜や点が無いか、赤く腫れていたり傷があったりしないか、確認してから新しい金魚を購入するようにしましょう。
(観賞魚専門店経営・朝比奈理一)


2019年02月08日金曜日


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