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<仙台市給食>栄養充足率を達成するには?1食80〜95円の値上げ必要 市教委試算、30円でも改善効果

 仙台市立小中学校の給食が「栄養不足」に陥っている問題で、市教委は8日の学校給食運営審議会で、給食費の引き上げ額に応じ、栄養量がどう改善するかの試算を示した。引き上げ額が大きいほど充足率は上がるが、栄養不足の解消には1食80〜95円の値上げが必要になる。

 試算結果(抜粋)は表の通り。青葉区の荒巻学校給食センターが昨年6月に提供した給食を基に、引き上げ額ごとの献立の改善を試算した。今年10月の消費税増税は加味していない。
 小学校は、給食費(1食245円)を30円上げると、主食と牛乳以外の品数は平均3.6品から3.9品に増え、果物の提供も月8回から11回に増える。40円の引き上げでは4.1品、果物が月13回に増加する。
 栄養量の充足率は、30円の引き上げで鉄が73%から90%に改善する。40円アップすると、ビタミンB1が摂取基準を満たす。
 中学校は1食290円を30円引き上げると、主食・牛乳以外が3.5品から3.8品、果物が月10回から11回に増加。40円上げると品数が3.9品、果物が12回にそれぞれ増える。
 上げ幅が30円ではビタミンB2などが基準に達する。40円だとマグネシウムやビタミンAも充足する。
 主な栄養素の摂取基準を完全に満たすには、小学校は325円、中学校は385円に上げる必要がある。主食は麦ご飯が中心となり、副食も豆類の料理が増えるなど、使用食材が偏る可能性があると報告した。
 審議会委員からは「30円の引き上げで充足率はずいぶん変わる」「保護者の負担を考えれば80〜95円アップは現実的でない」などの意見が出た。


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2019年02月09日土曜日


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