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<チャレン人>技術磨き続け半世紀 ボウリングの魅力を若い世代へ

毎週土曜に開く教室で、ボールの投げ方を子どもたちにアドバイスする渡辺さん(右から2人目)=仙台市太白区西多賀の「ボウル グルーバーズ」

◎宮城県ボウリング連盟副理事長 渡辺雅司さん(64)

 体格に自信がなくても、年齢を重ねても、ボールを腕で振る際のこつさえつかめればピンは倒せる。「ボウリングは、生涯スポーツに最もふさわしい競技ですよ」。50年近い競技歴に胸を張る。
 仙台市太白区のボウリング場「ボウル グルーバーズ」に勤務し、10年ほど前から子どもたち向けの教室を毎週土曜に開く。「無理に重いボールを選ばなくて大丈夫。正しい姿勢で投げるのが大事」。小学生から大学生まで約40人が参加登録する。初めてボールを触る子はもちろん、国体で上位を狙う高校生や大学生も集う。
 初めてマイボールを手に入れたのは、高校1年の時だった。世間は、1970年代初頭の空前のボウリングブームに沸いていた。身長158センチで細身な自分の体格を気にすることなく、夢中で技術を磨いた。放課後、毎日通った青葉区一番町のボウリング場は、偶然にも、宮城県内の大会でトップレベルの社会人らが練習していた拠点だった。「とにかく、うまい人のプレーを見て覚えました」
 学生時代は競技に明け暮れ、県内外の大会で上位に入るようになった。家業のすし店で働きだしてからは、現役の傍ら東北総体・国体の県代表監督や県ボウリング連盟の役員を任せられてきた。
 指導に全精力を注ごうと2005年夏、グルーバーズ開業に合わせてすし店を辞め、スタッフとなった。「玉転がし漬けの日々です」。近年は幼少期から目をかけてきた10〜20代の教え子と共に、県3人チーム選手権や実業団の大会に出場している。「大会によっては男女混合、幅広い年齢でチームを組める。これが醍醐味(だいごみ)ですね」
 年明けから、サザンオールスターズの桑田佳祐さん(62)がボウリング愛を熱唱する新曲「レッツゴーボウリング」が大ヒット中だ。「影響でしょうか、来場者は急増しています」。平成の最終盤で、ブーム再来を予感する。(智)

[わたなべ・まさし]1955年仙台市生まれ。東北学院大ボウリング部を経て、80年から同部監督。体育分野に長年尽力したとして、宮城県教委から2015年教育功労者の表彰を受けた。県ボウリング連盟副理事長。太白区在住。


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2019年02月09日土曜日


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