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<体操>亀山、東京五輪あん馬選考レース本格参入 切れ健在、続く成長

W杯代表選考会で演技をまとめる亀山

 体操男子あん馬の2013年世界選手権王者で、仙台市出身の亀山耕平(30)=徳洲会、仙台大出=が、来月の種目別ワールドカップ(W杯)2大会への出場権を獲得し、東京五輪の選考レースに本格参入する。体の切れは健在で、ベテランらしい落ち着きも加わった。3年前に逃した五輪切符へ意欲を燃やす。
 7日、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)であったW杯代表選考会。高難度の「ブスナリ」を入れた演技で唯一の15点台を記録。水鳥男子強化本部長から「かなり練習からつくり上げている」と評価を得た。
 東京五輪の種目別出場権は18〜20年のW杯8大会の成績で争う。順位をポイント化し、成績のいい3大会の合計ポイントでトップに立った選手のみが出場権を得る。亀山は昨年11月のW杯シリーズ初戦と今月の2戦目の代表に入れなかった。まずは土俵に上がり、安堵(あんど)すると同時に「これで五輪に出られるわけではない」と気を引き締め直す。
 昨年12月、30歳を迎えた。年齢による衰えを感じていないばかりか、成長を続けている。昨年は苦手だった開脚旋回の練習を積んできた。「時間があったから遊びで続けていたら、できるようになってきた」。選考会で組み込み、得点を稼いだ。
 開脚旋回は日によって手応えの感じ方が違って敬遠してきたが、今は「不思議な発見がある」と楽しむ余裕がある。「むしろ体操が面白くなった」
 あん馬一本で目指したリオデジャネイロ五輪出場はかなわなかった。一度は引退も示唆したが、五輪の夢は断ち切れなかった。「絶対に自分が五輪に行くと思って練習する」。何度も繰り返す「絶対」という言葉に、不動の思いがにじむ。(佐藤夏樹)


2019年02月09日土曜日


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