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<仙台市>聴覚・言語機能に障害のある人がスムーズに119番 携帯アプリを新年度導入

 仙台市は新年度、聴覚や言語機能に障害のある人がスムーズに119番できる携帯電話のアプリを導入する。2020年東京五輪・パラリンピックなどを機に、多くの障害者が市を訪れることが予想されるため、円滑で迅速な救急通報に役立てる。
 新年度の一般会計当初予算案に関連経費約696万円を計上した。「救急か火災か」「自宅か外出先か」をアプリ内で選び、自らの位置情報を確認した上で通報する仕組み。チャットで市消防局指令課と連絡でき、言葉が不自由でも症状などを伝えられる。
 10月ごろに導入する予定。アプリをインストールする前に、名前や住所など基本情報の登録が必要となる。通報と同時に市消防局に基本情報や位置情報などが入る。位置情報を基に救急車は現場に向かう。
 総務省消防庁によると、18年6月現在、東北では十和田市や盛岡市、山形市など13の消防本部で同様のシステムを導入している。アプリはこれら自治体でも利用でき、従来型の携帯電話にもインストールできる。
 通報時の多言語対応ができるシステムも4月にも導入する見通し。英語など主要言語で通報があった場合、提携先の電話通訳業者につなぎ、同時通訳してもらう。関連経費約28万円を計上した。
 市は訪日外国人旅行者(インバウンド)の誘致を推進しており、救急通報のバリアフリー(障壁除去)が求められていた。
 市消防局の担当者は「119番は誰にでも使いやすくなければならない。両システムの導入で、障害者や外国人の通報に迅速に応え、現場に向かえることができる」と強調する。


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2019年02月10日日曜日


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