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<ベガルタ>MF関口、生き生き献身的プレー 精神面で成長、チーム鼓舞 延岡キャンプ

狭いエリアでのパス練習で機敏な動きを見せる関口(奧)=7日

 J1仙台へ昨季途中に復帰したMF関口が生き生きとキャンプを過ごしている。豊富な運動量と正確なクロスで左ウイングバックの定位置をつかみつつある背番号7は「チームが勝つことしか考えていない」と、ひたむきにボールを追う。
 「本当、大人になったよね。『自分が自分が』ではなく、今はチームのことを考えて行動している」。コーチ時代から指導していた渡辺監督は目を細める。練習への遅刻、起用法に不満を持った態度など、かつての問題児の姿はもうない。
 関口の存在感が発揮されるのは、いつも練習の後半だ。各選手の疲労がたまり、口数が少なくなる中で「おい、(声を)上げていこうぜ」と鼓舞する。
 2017年までの5季は浦和とC大阪に在籍した。外の空気を吸ったことで「仙台は静か。もっと活気を持ってやらないと」と、チームに足りない点に気付いた。シュート練習でゴールを決めれば、派手にガッツポーズ。持ち前の明るさだけは以前と変わらない。
 所属先が未定の時期があった昨季と違い、今季はキャンプでみっちりと鍛え、体力に不安はない。昨季リーグ戦で1試合しかなかったフル出場が増える可能性もある。「自分が90分出られれば(選手交代の)選択肢も増える」と語る。
 チームは昨年12月、天皇杯で初めて決勝まで進み、確かな手応えを得た。「浦和やC大阪の方がうまい選手はいるが、仙台には戦術で補える良さがある。他チームを上回れると信じている」。成長した33歳が献身的なプレーで引っ張る。(剣持雄治)


2019年02月10日日曜日


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