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<自民党大会>参院選へ気勢 統計不正の影響注視

 10日の自民党大会では、夏に選挙戦を控える東北選出の参院議員が必勝に向けた決意を新たにした。安倍晋三首相(党総裁)は憲法改正に強い意欲を示し、経済、外交の政策継続の必要性を力説した。しかし、厚生労働省の毎月勤労統計不正問題など不安要素も残る。東北の議員は厚労省に対して厳正に対処する姿勢を強調し、影響を最低限にとどめようと腐心する。

 大沼瑞穂氏(山形選挙区)は、総裁演説で景気拡大や雇用情勢に自信を見せた安倍氏の手腕に期待し「アベノミクスの効果を山形に波及させるためにも、政治の安定は重要だ」と決意を語った。
 一方、安倍氏は統計不正について「徹底検証し、再発防止に努める」と語るだけだった。改選議員が警戒するのは、第1次安倍内閣時代の2007年参院選の悪夢だ。年金記録の不備問題を背景に自民党は惨敗。安倍氏はその後、退陣に追い込まれた。
 「統計不正が選挙戦にマイナスになるのは否定できない」とみる平野達男氏(岩手選挙区)は、「外交や経済の実績を語り、安定政権維持を訴える。憲法は時間をかけて国民理解を得ないといけない」と話した。
 愛知治郎氏(宮城選挙区)は「統計不正の問題は深刻だが国民生活、景気への影響がどの程度あるのか、よく有権者の話を聞きたい」と語り、問題が政治決戦に落とす影を冷静に見極めようと懸命だ。
 直近の16年の前回参院選では東北の改選6議席中、秋田選挙区の1議席しか得られなかった。
 秋田では、野党の有力衆院議員の妻が候補者に浮上する。野党への追い風を懸念する中泉松司氏は「統計不正はあってはならないこと。野党は野党なりの批判をするが、与党もしっかりただすことに全力を挙げている」と説明した。


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2019年02月11日月曜日


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