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<震災7年11ヵ月>名取・閖上の消防出張所解体始まる 市、震災遺構を残さない方針

旧出張所の外壁を崩す重機

 名取市は12日、東日本大震災で被災した旧市消防署閖上出張所の本格的な解体に着手した。震災から7年11カ月、津波で甚大な被害のあった同市の公共建築物は姿を消す。
 解体業者が重機で壁を破断するなどして作業に入った。年明けに始まった解体工事で内装などは既に取り払われており、敷地は1カ月ほどで更地になる。跡地は産業用地として企業誘致などに利用される予定だ。
 旧出張所は鉄筋2階で延べ床面積約330平方メートル。津波で1階部分が被害を受け、旧出張所の消防車で閖上地区の避難誘導に当たっていた職員3人が犠牲になった。市は遺族感情などに配慮して震災遺構を残さない方針。
 山田司郎市長は「跡地は産業用地として活用し、企業誘致などで閖上ににぎわいを創出したい」と強調する。閖上小中に展示する旧校舎の時計や黒板などで風化の防止を図るという。


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2019年02月13日水曜日


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