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<ベリーズ・親子死傷>重体の矢内孝之さん、福島に実家 両親悲痛「まさか」

 中米ベリーズの最大都市ベリーズ市で、日本人親子が強盗に銃撃されて死傷した事件で、重体となったのは福島県浅川町出身の日本食レストラン経営矢内孝之さん(53)と分かった。同町にある実家の両親は12日、河北新報社の取材に「まさかこんなことになるとは」と悲痛な表情で語った。
 父孝一さん(80)によると、矢内さんは妻、事件で死亡した長男の大学生マサキさん(19)=漢字不明=、長女の4人暮らし。13〜14年前に一家で移住したという。事件は矢内さんのきょうだいで神奈川県在住の娘から連絡を受けて知ったという。
 「はっきり聞くのが怖くて現地の家族には連絡できていない」と孝一さん。今年の正月にテレビ電話で話したといい、「当時は元気な様子だった。『店を新しくしたから日本には帰らないが、東京五輪は見に来たい』と言っていたので、来年を楽しみにしていたのに」と言葉を詰まらせた。
 マサキさんについては「しっかりしたかわいい子。おととし、ここに1晩泊まった時に会ったのが最後」と語り、「今は孝之の一刻も早い回復と犯人逮捕を祈るしかない」と話した。
 母貞子さん(78)は「こんなことになるなんて。心配だけど起こってしまったことはどうしようもない」と涙を浮かべた。
 実家には心配する近所の住民も訪れた。女性(85)は「お父さんとお母さんの気持ちを考えると気の毒で、居ても立ってもいられなかった」と語った。


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2019年02月13日水曜日


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