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ウーバーと仙台中央タクシーが配車サービス開始

ウーバーのステッカーが貼られたタクシー

 米配車大手ウーバー・テクノロジーズの日本法人ウーバー・ジャパン(東京)と仙台中央タクシー(仙台市)は13日、スマートフォンのアプリを使ったタクシー配車サービスを仙台市内で始めた。世界64カ国に広がるサービスの導入で、訪日外国人旅行者(インバウンド)らの利用拡大を目指す。ウーバーが東北で事業展開するのは初めて。

 仙台中央タクシーの普通車全102台に導入した。利用者がアプリで乗車・降車位置を指定して依頼すると、システムが近くの車両とマッチングして配車。車両の現在地や想定料金、到着予定時刻などが分かり、クレジットカードでの決済もできる。
 アプリは世界共通で、インバウンドも母国語で利用が可能。目的地などの情報は配車段階で運転手に伝えられ、乗車時に伝える必要がない。車内での精算もないため、外国でもタクシーに乗りやすい。
 仙台市内であった記者発表会で、仙台中央タクシーの清川晋取締役は「東北は2次交通に課題がある。世界で認知されているウーバーに着目し、提携を持ち掛けた。インバウンド拡大につなげたい」と話した。
 ウーバーがタクシーの配車事業を始めるのは名古屋市、大阪府に続いて3カ所目。今春には青森市の成長タクシー、郡山市の西条タクシーでもサービスを開始する予定。


◎「新しい移動体験を」/トム・ホワイトGMに聞く

 タクシー配車サービス事業を統括するウーバージャパンのトム・ホワイト・モビリティ事業ゼネラルマネージャー(GM)が仙台市内で河北新報社の取材に応じた。国内ではタクシー事業に注力して全国展開し「移動の新しい体験を提供したい」と語った。(聞き手は報道部・保科暁史)

 −東北でもサービスを開始した。
 「わくわくしている。新しい技術を積極的に取り入れようというパートナーに恵まれた。東北には東日本大震災からの復興のニーズがある。人々の移動を自由にするサービスを通し、少しでも貢献したい」

 −国内では他社の配車サービスが先行している。
 「当社はグローバルに事業展開しており、他社とは比較にならない規模でデータを持ち、技術開発を進めてきた。ウーバーは『シームレス(切れ目のない)な移動』と同意語だと世界で認知されている」

 −世界で展開するライドシェア(相乗り)事業は日本の法律では認められていない。将来的に実現を目指すのか。
 「国ごとの事情に合わせた事業を行うことが重要だと教訓として学んできた。日本での戦略は純粋にタクシー配車だ。日本のタクシー市場は非常に大きい。車両は25万台、市場規模は150億〜160億ドルだ。サービスを全国に展開し、できるだけ多くの事業者と提携したい」

 −利用者にどう利用してほしいか。
 「新しい技術や体験を紹介するのが使命。ウーバーを使えば移動が速く、便利になる。もう道に出てタクシーを探す必要はない。利用者の元にわれわれがタクシーを届ける。配車の不確実性やストレスがなくなり、時間をより有効に使えるようになる」


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2019年02月14日木曜日


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