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<京ノ中遺跡>平安前期の竪穴住居9軒 16日に見学会

9軒の竪穴住居跡が見つかった京ノ中遺跡。黒く焼け焦げた跡は火災で炭化した屋根材など

 仙台市教委は14日、太白区富田の「京ノ中遺跡」で、平安時代の9軒の竪穴住居跡を確認したと発表した。火災によって焼失した1軒の住居跡があり、炭化した屋根材やくいが見つかった。当時の建物の構造を知る上で貴重な史料になるという。
 竪穴住居は平安前期に造られたとみられ、かまどや屋根を支える柱の四つの穴が確認された。1軒はおおむね5メートル四方で、当時としては標準的な住居の広さ。住居からかまどの煙を逃がす溝の跡も見つかった。炭化した木材を分析し、使われた木の種類や屋根の構造などを明らかにする。
 鎌倉から室町時代とみられる中世の建物跡として、柱跡も確認された。周りは木柵と溝跡で囲われ、出土した土師(はじ)器や須恵器から、当時人々が生活していた可能性が高いという。
 遺跡は市地下鉄富沢駅の南西1.5キロにあり、市の土地区画整理事業に伴い、2013年に発掘が始まった。今回は約2100平方メートルを調べた。
 長島栄一文化財課長は「古代から中世にかけての生活の一端を見つけることができた」と強調した。
 市教委は16日午前10時半、太白区富田京ノ中83の現地で見学会を開く。申し込み不要。担当者が発掘調査の成果を説明する。連絡先は市文化財課022(214)8899。


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2019年02月15日金曜日


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