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<気仙沼防潮堤>覆土して来年3月完成 緑地予想図を大島中生に提示

生徒の提案を基に県が描いた緑地の完成予想図

 東日本大震災の復興事業として県が気仙沼市大島に整備する緑地について、大島中の生徒が提案したデザインを基に県が描いた完成予想図が14日、生徒に示された。若い発想が存分に生かされた空間は来年3月にも出来上がる。

 広場は浦の浜地区の約1.2ヘクタール。海抜7.5メートルの防潮堤を覆土して造成する。昨年7月から6人の生徒が中心となってアイデアを練り、まとめた案を10月の文化祭で発表した。
 生徒の発想を基に県は設計に着手し、実現可能かどうかを精査した。14日に同校を訪問した県気仙沼地方振興事務所水産漁港部漁港漁場第1班の今野甚二班長が、代替案も含めた完成予想図を示した。
 防潮堤を覆った斜面に植えた花で、「おおしま」と表現。防潮堤の頂上部付近には宇宙で約8カ月保管された種から育ち、大島小、中にある「宇宙桜」を移植する。中央にある通路の両脇には花壇を設け、階段やスロープの両脇にはソーラーライトを備える。
 今野班長は「みんなの提案をなるべく盛り込んだ。4月に着工するが、今後も一緒に公園を仕上げたい」と呼び掛けた。
 大島中では新年度も通路に敷くタイルのデザインや大きさなどを考える予定。
 2年の白幡浬音さん(14)は「まさか本当に考えが採用されると思わなかった」と感慨深げ。3年水上雄介さん(15)は「デザインに関わった一人として完成が待ち遠しい」と話した。


2019年02月15日金曜日


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