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酒田南高空手部監督、複数の部員に暴力的指導か 学校が調査、退職促す

監督が部員や保護者向けに配ったプリント。「監督が決めた処罰に部員と保護者が従う」との誓約書(右)もあった(画像の一部を加工しています)

 全国大会の常連で東北の強豪として知られる酒田市の酒田南高空手道部で、50代の男性監督が部員に暴言や暴力的な指導を繰り返していた可能性があるとして、学校側が事実関係を調査していることが14日、関係者への取材で分かった。学校側は調査内容を明らかにしていないが、監督は学校側から本年度末での早期退職を勧奨され、1月中旬から出勤していないという。

 監督は保健体育の教員で1990年ごろ、酒田南高空手道部を創設。2006年に県高校総体男子組手団体で当時21連覇中の私立高を破って優勝するなど、強豪校に育てた。その後、酒田南高と同じく天真林昌学園(酒田市)が運営する天真学園高(同)に異動。空手道部を全国大会に導いた後、昨年4月の両高統合で生まれた現在の酒田南高に復帰した。
 関係者によると、監督は16〜18年度、旧天真学園高と新酒田南高で複数の空手部員に対し、暴行や暴言、嫌がらせを繰り返したとされる。一部の部員は円形脱毛症やうつ状態と診断されたり、退部を余儀なくされたりしたという。
 監督は17年度の空手道部の活動方針の筆頭に「上下関係の徹底」を掲げ、18年度には「部員は保護者ともども監督の決めた処罰に異存なく従う」との誓約書を提出させていた。元部員の一人は「指導ではなくストレス発散の標的にされた気分だった」と打ち明ける。
 関係者によると、学校側は昨年秋から部員や保護者、監督の聞き取り調査を実施。年齢的に早期退職制度の対象になるため本年度末での退職を勧奨すると、監督は今年1月中旬に退職を申し出て、出勤しなくなったという。
 中原浩子校長は「行き過ぎた指導について複数の情報が寄せられていた。つらい思いをした生徒には申し訳なく思うが、厳しい指導を求める人もいる」と話している。
 監督は今月上旬、山形県空手道連盟の常任理事や高体連強化部長の役職も辞任。県空手道連盟の遠藤隆夫理事長は「辞任の申し出があったので承認した。暴力的な指導は当然、あってはならない」と述べた。
 監督は河北新報社の取材に応じていない。


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2019年02月15日金曜日


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