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<仙台市教委>全中学校生徒に学級生活で調査 不登校・いじめ防止狙う

 仙台市教委は新年度、全中学校の生徒を対象にした学級生活に関する一斉アンケートを実施する。結果を学校全体で把握し、生徒一人一人に合った支援、不登校やいじめが起きにくい学級づくりにつなげる。市内では個別に同様の調査をする中学校があるが、全校一斉での調査は初めて。
 調査は5、6月ごろに実施する。学級生活の満足度や学級内の雰囲気、友人関係、学習意欲などを尋ねる。結果は担任や各教科、学年主任の教諭らで情報を共有し、生徒やクラスの状況を把握する。
 人間関係に悩んだり、学習意欲に乏しかったりする生徒には、不登校やいじめの可能性を視野に必要なサポートを検討する。授業をしにくいクラスと判断された場合、改善策や効果的な生徒の指導法を教諭同士で考える。
 市内では2014年9月以降、いじめ被害を訴えた中学生の自殺が3件相次いだ。文部科学省の17年度児童生徒問題行動・不登校調査によると、市立学校のいじめ認知件数は1万4132件、不登校は1569人と高水準が続く。アンケートの客観的データに基づき、いじめや不登校の早期発見、早期対応に生かす。
 市教委の担当者は「一人一人の結果を踏まえ、支援が必要な生徒に手を差し伸べたい。リスクが低いと判断しても、その後に変化がないか注意深く見守っていく」と話した。


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2019年02月16日土曜日


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