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街中で気軽に美術鑑賞を 宮城・蔵王の島川記念館が仙台に移転、来月20日開館

新収蔵作品となる森本草介氏の「華」(F8)

 国内外の著名画家の作品を収蔵する宮城県蔵王町の「エール蔵王 島川記念館」(閉館)の移転先が仙台市青葉区本町2丁目に決まり、3月20日に「島川美術館」と改称して開館することが16日、分かった。交通利便性の良い仙台市中心部で通年営業することで来場者の増加を見込む。
 運営する健康食品会社ジャパンヘルスサミット(仙台市)が改装中の本社ビル(地上7階、地下1階)内に整備する。本社機能を一部残し、2〜5階を展示スペースにする。1階にはカフェと売店を設ける。
 展示スペースの床面積の合計は1080平方メートルで移転前より狭いが、壁面を増やすことで、展示規模はほぼ同じになる。
 島川美術館は絵画を中心に陶磁器、西洋ガラス工芸など同社の島川隆哉社長が収集した900点超を所蔵する。2013年7月に宮城県蔵王町遠刈田温泉に開館。冬季間は約5カ月休館するなどして来館者が伸び悩み、仙台市内への移転を前提に17年11月に閉館した。
 開館記念として、一関市にゆかりのある写実絵画の第一人者森本草介氏(1937〜2015年)の特別展を9月23日まで開く。所蔵作品23点のほか、親族から借りた絶筆画「パンジー」やリトグラフ「コーヒータイム」など貴重な作品も集めた。森本展としては全国有数の規模となる。
 常設コーナーには横山大観の「不二霊峰」、東山魁夷の「湖静寂」など著名画家の新収蔵作品、楽茶碗(らくちゃわん)など計約140点を展示する。
 太田勇館長は「教科書に載るような有名な作品がそろっている。気軽に足を運んでほしい」と話す。
 開館時間は午前10時〜午後5時。火曜日休館(祝日の場合は翌日)。
 特別展は一般1200円、高校生500円、小中学生300円。


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2019年02月17日日曜日


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