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<スキー国体>複合成年男子A 三ケ田が初V

複合成年男子Aで優勝した三ケ田の距離(伊深剛撮影)
女子20キロリレー 秋田の3走本田(右)からアンカー石垣につなぎ、2位入賞

 国民体育大会冬季大会スキー競技会第3日は16日、札幌市の白旗山距離競技場などで行われ、複合の成年男子Aは三ケ田泰良(岩手・明大)が飛躍6位から距離(10キロ)で逆転して制した。
 同Bは五輪2大会出場の湊祐介(秋田・阿仁ク)が優勝した。前半飛躍(ヒルサイズ=HS100メートル)で首位に立ち、24秒差で出た後半距離(5キロ)でリードを広げた。少年男子では木村幸大(秋田・花輪高)が準優勝した。
 距離女子20キロリレーは長野が57分36秒5で勝った。秋田(田中星那、平川歩未、本田千佳、石垣寿美子)がトップと1秒4差で2位、青森が3位に入った。
 大回転の成年男子Cで原田彦(宮城・川崎ク)が4位入賞した。

◎五輪金 父の指導に「感謝」

 複合界期待のサラブレッドだ。五輪金メダリストを父に持つ明大3年の三ケ田が、成年男子Aを初制覇した。「最高に気持ちいい」と満面の笑みを見せた。
 前半のジャンプは6位につけ、後半の距離は先頭から30秒差でスタート。「先の選手が集団になり、それぞれが戦略を立てている状態だった。一気に抜こうとせず、様子を見ようと思った」。冷静に追い付くと、ゴール直前で外側から首位を奪った。
 1992年アルベービル冬季五輪複合団体優勝メンバーの礼一さんが父。指導を受けることも多く、今大会に向けてはジャンプの踏み切りや、距離でスピードを出す練習に役立てた。「競技のことでぶつかることも多いが、自分にとってなくてはならない存在」と感謝する。
 昨年の平昌冬季五輪にはテストジャンパーとして帯同した。「世界トップレベルの選手を間近で見たのは刺激になった。自分も実力を高めて出たいと闘志がみなぎった」と背中を追う。
 今国体後はすぐに全日本学生選手権(インカレ)に出場する。「五輪を目標にしているので今回の優勝は自信になった。インカレでも今日の勢いそのままにトップを取る」と力強く宣言した。172センチ、61キロ。盛岡市出身。(大谷佳祐)

◎秋田、惜しくも2位 距離女子20キロリレー

 アンカーの石垣(秋田ゼロックス)は「引退する高校生に優勝をプレゼントしたかった」と肩を落とした。
 石垣は前回女王の長野から約20秒離れた2位でスタート。序盤から攻めて追い上げたが、最後の直線で1秒4差で振り切られた。「相手が先にスパートしていたので苦しい展開だった。選手団の応援に応えたかった」と唇をかんだ。
 今春で1走の田中(花輪高)と2走の平川(秋田北鷹高)が進学のため競技を引退する。「最高の思い出にさせたかった。この悔しさを来年晴らしたい」とベテランは誓った。

<渡部剛、5位入賞に「まずまず」>
 複合成年男子Aの渡部剛(福島・リステル)=写真=は5位に入った。「入賞が最低ラインと決めていたので、まずまずの結果」と振り返った。
 昨年の平昌五輪は代表入りしたが出場機会はなかった。「その後はモチベーションの低下もあり、練習不足の時期もあった。今は焦らず腕を磨き、次の五輪を目指している」と競技に打ち込んでいる。
 今回は弟大輝(福島・明大3年)も出場して14位だった。「次は2人で表彰台に上がりたい」と意欲を見せた。


2019年02月17日日曜日


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