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登米市「勤務中は全面禁煙」のはずが…複数の職員頻繁に喫煙 地方公務員法に違反も

市職員が喫煙を繰り返していた庁舎内のベランダ。現在は椅子などが撤去されている=1月25日、宮城県登米市中田庁舎
職員の喫煙場所に掲示された張り紙=登米市中田庁舎

 「勤務時間中、職員は全面禁煙」との厳しいルールを定めている登米市で、複数の職員が決まりを守らず市役所敷地内で頻繁に喫煙していたことが18日、分かった。喫煙中は一時的に職場を離れており、地方公務員法の職務専念義務違反に問われる可能性もある。熊谷盛広市長は同日の市議会2月定期議会で事実関係を認めて陳謝。今後は禁煙ルールを徹底させる考えを表明した。

 市は2012年4月から、総務部長の通知で、午前8時半〜午後5時15分の勤務時間内に職員が喫煙することを禁じている。喫煙は昼休み(1時間)など勤務時間外に、庁舎敷地内の屋外に設けた喫煙所でのみ認められている。
 一般質問した上野晃市議(35)によると、職員の勤務時間中の喫煙が確認されたのは、市迫庁舎の敷地内。1月25日午前11時20分ごろ、課長級以上の管理職を含む二十数人が喫煙しているのが目撃された。
 同じ日、市中田庁舎では喫煙が禁止されている3階ベランダで、昼休み中に職員1人が喫煙していた。ベランダには複数の椅子と灰皿代わりのガラス瓶が置かれ、日常的に使われていた形跡があった。市は庁舎建物内での喫煙を一切認めていない。
 上野市議は「ルールを守るのは公務員として当然の義務。市民や他の職員に対する受動喫煙にもつながりかねない」と憤る。
 その上で「喫煙している職員は一時的に職務から離れており、その時間も給与が税金から支払われている。たばこを吸わない職員が電話対応などを肩代わりするケースもあり、吸う職員と吸わない職員との間で不公平な取り扱いになっている」と指摘する。
 地方公務員法によると、公務員は勤務時間中、職務上の注意力の全てをその職責遂行のために用い、職務にのみ従事しなければならないとする義務がある。
 熊谷市長は「一部職員が服務規程を守っていなかったことについて深くおわび申し上げる。職務に専念すべき勤務時間内の喫煙はあってはならないことと考えており、改めて襟を正したい」と答弁した。


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2019年02月19日火曜日


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