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遠洋マグロ漁の魅力知って 若手漁師4人トークショー 気仙沼向洋高生に体験紹介

仕事のやりがいなどを語る若手乗組員ら

 担い手不足が深刻な遠洋マグロ漁業の仕事を高校生に理解してもらおうと、遠洋マグロ船に乗る10代後半から20代前半の現役乗組員4人が18日、宮城県気仙沼市の気仙沼向洋高で航海の苦労や魅力を話した。情報海洋科1年の19人が耳を傾けた。

 気仙沼港を基地とする遠洋・近海漁船の所有会社でつくる県北部船主協会(気仙沼市)が主催。乗船1年目で甲板員の小山直喜さん(19)と同伊藤澪史さん(19)、4年目の2等航海士佐藤一歩さん(22)、5年目の1等機関士福島昂さん(25)が、約10カ月間の船上の体験を裏話を交えて語った。
 「最初は船酔いが5日間続き、水も口にできなかった」(福島さん)「疲労がたまると船上で立ったまま寝る」(佐藤さん)といった苦労話や、乗組員の大半を占めるインドネシア人とのコミュニケーションの取り方などが披露された。
 4人は協会が発信するブログなどに感化され、マグロ船に乗り込んだという。仕事のやりがいを小山さんは「船上では学歴などの経歴は関係ない。頑張った分だけ報われる」と強調し、伊藤さんは「先輩たちに早く追い付き、成長を実感したい」と意気込んだ。
 司会を務めた事務局長の吉田鶴男(たづお)さん(48)がマグロはえ縄漁について説明。生徒らはトークショー後、気仙沼港に係留された遠洋マグロはえ縄漁船を見学した。鈴木海斗さん(16)は「つらいことも多いが、船上で感じる達成感の大きさが伝わった」と感想を述べた。


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2019年02月19日火曜日


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