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<震災遺構>「旧門脇小」中越地震に伝承学ぶ 住民ら30人「語る会」

震災を伝承する地域の在り方について学んだ語る会

 宮城県石巻市が東日本大震災の遺構として残す旧門脇小校舎について理解を深める「遺構と地域のこれからを語る会」が18日、石巻市門脇町の災害公営住宅集会所であり、住民ら約30人が伝承の在り方を学んだ。

 地元のかどのわき町内会と公益社団法人みらいサポート石巻が共催した。
 新潟県中越地震で被災した旧山古志村(現長岡市)の木籠(こごも)集落の住民や元住民、ボランティアらでつくる「山古志木籠ふるさと会」の松井智美さん(39)が講演。笹(ささ)団子作りや盆踊りなど地域の伝統を協力しながら継承する現状を紹介し、「無理をしないでありのままの生活を送ることが大事」とアドバイスした。
 講演後、5班に分かれてワークショップを開き、「水没した家屋を残すかどうかを考えた当時の思いはどうだったのか」「古里を基盤に身の丈にあった地域づくりをしているのが素晴らしい」などの質問や意見が出た。
 同町内会副会長の和田佳子さん(55)は「地域を離れた人に声を掛け、帰って来られるような場所をつくりたい」と話した。
 語る会は震災遺構のある地域の未来像を考える機会として昨年10月に初めて開かれ、今回が2回目。


2019年02月19日火曜日


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