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<わらび座>「日本女子体育の母」秋田出身・井口阿くりの奮闘描く 4月開演

井口阿くりの生涯を描くミュージカルへの思いや決意を語る仙台市出身の主演・鈴木さん(右端)

 「日本女子体育の母」と呼ばれる秋田市出身の井口(いのくち)阿くり(1870〜1931年)を広く知ってもらおうと、劇団を運営するわらび座(仙北市)は4月から、井口の生涯を描くミュージカル「いつだって青空 ブルマー先生の夢」を公演する。

 女学校の教壇に立っていた井口は、1899年に米国に留学し女子体育教育を学んだ先駆者。バスケットボールやダンスをいち早く日本に紹介した。
 当時は女性の体操服姿はタブーだった。ミュージカルは、ブルマーを「体を解き放つことは心を解き放つこと」として象徴的に持ち込んだことなど、井口の女子スポーツ普及に向けた奮闘ぶりを伝える。
 脚本を手掛けた高橋知伽江さんはタイトルについて「日露戦争や男性社会からの抵抗に遭っても、太陽のように明るく生きた井口を表現した」と説明。「スポーツを通して、女性が胸を張って生きられる社会を目指した人物。もっと知ってもらいたい」と話す。
 仙台市若林区出身で主演の鈴木潤子さんは「厳しい環境に負けない女性の強さを感じた。観客の皆さんと青春を過ごせるような舞台にしたい」と意気込む。
 わらび座の山川龍巳社長は「来年には東京五輪・パラリンピックも控えており、スポーツ王国・秋田の礎を築いた歴史を掘り起こしたい」と期待を込める。
 「いつだって青空 ブルマー先生の夢」は、あきた芸術村わらび劇場(仙北市、定員710人)で4月13日から9月25日まで。10〜11月と来年1月にも計8回公演する。上演時間は105分。連絡先はあきた芸術村予約センター0187(44)3939。


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2019年02月19日火曜日


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