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夜の森の桜並木を通り抜け 福島・富岡町、4月6日にバス運行

原発事故前の夜の森の桜並木=2010年4月(福島県富岡町提供)

 福島県富岡町は4月6日、東京電力福島第1原発事故に伴う帰還困難区域にある夜の森地区の桜並木を走るバスを運行する。「桜まつり」初日に合わせた企画で、同区域内1.5キロの区間の花見を、町民らが9年ぶりに楽しむ機会になる。
 バスはまつり会場の富岡二中を出発して約20分かけて走る。町は計10台を貸し切りにし、次々と巡回させる予定。
 町民を含む一般来場者が乗車でき、まつり会場で受け付ける。帰還困難区域への立ち入りとなるため、原則として身分証明書の提示が必要。約4000人の利用を見込む。
 桜並木は全長2.5キロで、多くが帰還困難区域にある。一帯では国が除染などを進めて居住可能にする特定復興再生拠点区域(復興拠点)の整備事業が始まっており、バスの運行ルート周辺の空間放射線量は毎時0.2〜0.5マイクロシーベルトまで下がってきているという。
 町企画課の担当者は「夜の森の桜は町民の心のよりどころ。花を見るとともに古里再生への動きも感じてほしい」と話す。
 桜まつりは4月6、7の両日に開かれる。


2019年02月19日火曜日


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