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<いわて春夏秋冬>今年も豊作 祈り込め/福俵引き(奥州市)

今年の豊作を願って大俵を引く人たち

 直径2.5メートル、重さ8トンの巨大な俵を坂の上まで引き上げて豊作を祈願する「福俵引き」が、岩手県奥州市胆沢で繰り広げられた。
 胆沢野球場に雪を盛って作った特設コースは長さ80メートル。最後の10メートルには高さ2メートルの勾配を付けた「豊作坂」が立ちはだかる。
 とっぷりと日も暮れて肌を刺す寒さの中、厄年を迎える地元の男女180人が力を合わせて俵引きに挑んだ。坂のてっぺんに俵が据えられると「今年も豊作だ」と周囲から歓声が上がった。
 福俵引きは農作業の開始「農はだて」を祝う行事の一つで、9日に行われた。住民総出で直径2.4メートルの臼を使った餅つきや、稲わらを苗に見立てて雪中に植える「庭田植」もあった。
 福俵作りを指揮するわら細工職人小野寺延吉さん(87)は「地元に伝わる大切な農耕文化。長く続いてほしい」と話した。


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2019年02月19日火曜日


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