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超低コスト小水力発電 秋田の企業が共同開発 プリウスモーターなど再利用

 東北小水力発電(秋田市)と豊田通商(名古屋市)は19日、トヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」のモーターなどHVユニットを再利用した超低コスト小水力発電システムの開発に成功し、2020年度にも発売すると発表した。
 システムは両社と早稲田大が共同開発した。水車と電気機器(発電機、制御装置)からなり、定格出力10キロワット。廃車となったプリウスからモーターやインバーターといったHVユニットを取り出し、発電機などに活用する。
 再利用によって、電気機器のコストは10分の1に抑えられる。定格出力10キロワットのシステムの販売価格は約600万円で、従来の3分の1ほどになる。可変速運転制御による高効率水車と組み合わせることで、発電効率も大幅に向上。生産は秋田県内の企業と連携して進める。
 秋田市で記者会見した豊田通商金属資源第一部の山岸直人部長は「プリウスは年2万〜3万台が廃車となり、海外流出している。不法投棄もされているとみられ、再活用で資源を循環させたい」と話した。
 東北小水力発電の和久礼次郎社長は「水力発電は規模が小さいと採算が取れないため、50キロワット未満では導入が進まなかった。上下水道や農業用水路で活用が進むといい。海外にもニーズがある」と期待した。


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2019年02月20日水曜日


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