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<千年希望の丘遺棄>被告「1人で帰った」 起訴内容改めて否定

 宮城県岩沼市押分の千年希望の丘周辺で2017年10月、仙台市太白区の無職高松瑞絵さん=当時(54)=の遺体が見つかった事件で、殺人罪に問われた塩釜市藤倉2丁目、バス運転手中川済治被告(57)の裁判員裁判公判が21日、仙台地裁であった。被告人質問で被告は「遺体発見現場に一緒にいたが口論になり、1人で帰った」と述べ、起訴内容を改めて否定した。
 被告は高松さんが殺害されたとされる17年9月30日夜、デート目的で現場を訪れ、車内で一緒に酒を飲んだと供述。「『私を裏切らないで』と言われ、無言でいたら険悪な雰囲気になった。一緒にいたくないと感じて助手席ドアから車外に突き飛ばし、置いて帰った」と強調した。
 高松さんとの口論で「警察に通報する」と言われ、「飲酒運転で免許停止になると困るので(高松さんの)携帯電話を奪い取って持ち帰り、電源を切った」と説明。遺体発見の2日後に塩釜署に出頭したが、「報道で発見を知り、情報提供したかった。高松さんの携帯電話は(犯人だと)疑われたくなくて出頭直前、海に捨てた」とした。
 裁判官から現在の心境を問われ、「(高松さんの死を)残念に思う。早く犯人を捕まえてほしい」と述べた。
 起訴状によると、被告は千年希望の丘敷地内の空き地で、高松さんを軽乗用車ではねて転倒させた上、ひいて殺害したとされる。


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2019年02月22日金曜日


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