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<愛でよう観賞魚>熱帯魚編(8)飼育の楽しみ/美しい色・姿繁殖も喜び

色とりどりの熱帯魚が泳ぐ水槽は、とても華やかで美しい

 今回から「熱帯魚」のお話をします。グッピーやネオンテトラなどは特に有名なので、皆さん聞いたことがあるのではないでしょうか。
 最近は熱帯魚飼育の趣味が広がり、金魚同様に近くのホームセンターで熱帯魚を見ることができるほど、身近な存在になりました。飼育を始めるに当たり、知っておいてほしいことや、飼育の楽しさを説明していきたいと思います。
 熱帯魚は「熱帯性淡水魚」の略語です。その名の通り、熱帯地方の川、沼、湖にすんでいる淡水魚になります。熱帯の海にすむ海水魚もいますが、「熱帯魚」と呼ぶ場合は、熱帯性淡水魚のことを指します。
 河口付近の、淡水と海水が混じり合う場所にすむ魚もいます。これらは汽水魚と呼ばれ、熱帯魚の仲間として扱われています。
 熱帯魚が生息するのは1年の平均気温が20度以上の暖かい地域です。平均水温も23〜27度と高いので、日本で熱帯魚を飼育するには水温を高めに保つ保温器具が必要となります。
 熱帯魚は世界各地から輸入されて日本にやってきます。主な産地は熱帯魚の宝庫と呼ばれるブラジルのアマゾン川流域、メキシコ、ペルー、アフリカ、インドネシアやインドです。
 養殖も盛んです。現地採取個体は「ワイルド個体」、養殖された個体は「ブリード個体」と呼ばれ、主に東南アジアや欧州から輸入されています。
 熱帯魚には、美しい模様や体色、変わった形、見応えや迫力のある姿に大きく成長する、他に見られない習性を持つなど、さまざまな特徴や魅力を持つ仲間がいます。それを自分の手で飼育し、立派に育て上げて鑑賞するのが飼育の楽しみです。
 さらに「繁殖」という楽しみもあります。魚によって産卵の条件はさまざまで、環境作りは大変ですが、成功したときの喜びはとても大きいものです。
 熱帯魚はどんな魚で、生活に適した環境、水質、水温はどうなのか。こうした知識をしっかり身に付け、飼育の楽しみや繁殖の喜びを堪能してください。
(観賞魚専門店経営・朝比奈理一)


2019年02月22日金曜日


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