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<福島第1原発事故>命の大切さ伝えたい 会津若松市に避難の女性 小学校で思い語る

子どもたちに原発事故の様子や思いを語る庄子さん

 東京電力福島第1原発事故で福島県大熊町から会津若松市に避難する庄子ヤウ子さん(71)は、同市の日新小で、2年生56人に事故から8年を迎える思いを語った。当時を振り返り、命の大切さを訴えた。
 児童は事故時、0歳か1歳。庄子さんは「事故があった2011年は大熊の子が105人生まれました。多くは町ではなく避難先でお母さんが大変な思いをして産んだのよ」と説明。仕事の関係で家族がばらばらに暮らすなどした避難生活の苦労を語った。
 「普通がどれだけ大事か、失って初めて分かる。皆さんも命を大切に、大きくなってね」と呼び掛けた。
 児童たちは真剣な表情で話を聞き「なぜ原発事故が起きたの」「どうして大熊に帰れないの」など素朴な疑問を投げ掛けた。
 庄子さんは終了後、「子どもたちに思いが伝わればうれしい」と話した。
 庄子さんは避難先の会津若松市で、地元の会津木綿を使ってテディベア「あいくー」を作る工房を町民と設立。大熊の魅力や原発事故を伝承する語り部としても活動する。
 県主催の「3.11追悼復興祈念行事」の関連事業で15日、初めて開催した。


2019年02月22日金曜日


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