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<特殊詐欺>被害1万6493件 「おれおれ」「架空請求」84% 18年

 「おれおれ詐欺」などの特殊詐欺の昨年1年間の被害額は前年より38億円(9.6%)少ない356億8千万円で、4年連続で減少したことが21日、警察庁のまとめ(暫定値)で分かった。認知件数は1719件(9.4%)減の1万6493件で8年ぶりの減少に転じたが、いずれも高水準で推移し、担当者は「依然として深刻な情勢」としている。
 警察庁は、犯行グループに暴力団や不良外国人、暴走族、非行少年らが関わっているとして、全国の警察に多角的な情報収集と取り締まりを指示している。
 同庁によると、認知件数は41道府県で減少。一方で首都圏の東京、埼玉、神奈川3都県は大幅に増え、合わせると7944件で全体の48.2%とほぼ半数に達した。高齢者を含む人口が集中し、犯行グループにとっては、金を直接受け取る「受け子」や口座から引き出す「出し子」を確保しやすいためとみられる。
 類型別では、2017年に大幅に増えた子や孫を装うおれおれ詐欺、有料サイト利用料金名目の「架空請求詐欺」は昨年も高止まり状態で、この二つで認知件数全体の84.8%を占めた。被害額はおれおれ詐欺が25億1千万円(12.1%)減の182億8千万円、架空請求詐欺が9億8千万円(7.7%)増の137億4千万円だった。
 65歳以上の高齢者が認知件数に占める「高齢者率」は5.5ポイント増え78.0%。おれおれ詐欺に限ると96.9%で、高齢者の被害対策が重要さを増している。
 被害金の受け渡しの手口は、認知件数では「キャッシュカード手渡し型」が1728件(42.6%)増の5784件、被害額では「現金手渡し型」が21億2千万円(11.9%)減の157億4千万円で、それぞれ最多。


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2019年02月22日金曜日


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