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<女川再稼動>「賛否」巡り宮城県議会議論平行線 明示迫る野党、知事慎重答弁

 東北電力女川原発2号機(女川町、石巻市)の再稼働の是非を問う住民投票条例案が提出された県議会2月定例会で、条例案に付けた意見で賛否を示さなかった村井嘉浩知事と、野党会派の議論が平行線をたどっている。「賛否を明示すべきだ」と迫る議員に対し、村井知事は「議会が判断することだ」とのスタンスを貫いている。
 22日に始まった一般質問。1人目だった旧民進党系会派みやぎ県民の声の遊佐美由紀氏は再質問で「議会は知事の意見に左右されない。しっかりと述べるべきだ」と訴えた。
 議場に時折やじが飛び交う中、村井知事は従来の答弁を淡々と重ね、堂々巡りが続いた。同日の一般質問に立った5人のうち、条例案を取り上げたのは遊佐氏1人だった。
 「議論の成り行きで、どのような発言をするかは分からない」。条例案提出前の18日にあった定例記者会見で、村井知事は含みを持たせていただけに、議場での慎重な答弁が際立つ。
 21日の代表質問でも、共産党県議団の議員が質問時間の40分間の半分以上を条例案に割き、賛否を明確にするよう質問を浴びせた。村井知事は「この場で賛成か、反対かを言うのは控えたい」などと答弁書の見解をなぞるにとどまった。
 「明言はしなくても、質疑を重ねれば、知事の(消極的な)考えはあぶり出される」とみるのは野党会派のベテラン県議。自民党会派からは「知事は答弁を変えないだろう」との声が漏れる。
 一般質問は26日に再開し、28日まで続く。


2019年02月23日土曜日


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