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10m超の津波襲った災害危険区域に寮、外国人実習生住まわせる 宮城・南三陸の水産加工会社

実習生が暮らす寮が入る施設

 東日本大震災の津波で被災し、宮城県南三陸町が災害危険区域に指定した同町歌津の泊浜地区で、地元の水産加工会社が外国人技能実習生を住まわせていたことが22日、分かった。町は災害発生時の安全面に問題があるとして、同社に対応を要請した。
 町によると、同社の実習生が住む2階建ての施設がある場所は震災で高さ10メートルを超す津波に襲われ、2012年10月に災害危険区域の指定を受けた。震災前は工場と住宅を兼ねた建物だったが、震災後に1階を工場、2階を実習生の寮にする施設に改装したとみられる。
 施設は泊漁港に面する海抜1メートルの場所に立ち、ベトナム人などの実習生約10人が暮らしていたもよう。災害危険区域は被災した建物を修繕して住むことはできるが、町の担当者は「実習生は自分で住む場所を選べない。日本語や津波の知識が乏しい外国人が暮らすのは問題がある」と話す。
 町は22日、同社に実習生を高台に引っ越しさせるなどの対応を取るように連絡し、改善を求めた。同社の従業員は「社長が不在なので、現時点の対応について話すことはできない」としている。


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2019年02月23日土曜日


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