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甘み強く香り良し 秋田県開発の新ブランド米、「秋系821」に絞り込み 22年度のデビュー目指す

「秋系821」の味や香りを確かめる秋田県議会農林水産委員会の委員ら

 秋田県は22日、開発を進める高価格帯の新たなコメの品種候補を「秋系821」に絞り込んだと明らかにした。甘味の強さや香りの良さが特徴で、3月に最終決定する。2020年度に名称を決め、22年度の市場デビューを予定する。
 この日の県議会2月定例会農林水産委員会で、県水田総合利用課が秋系821について説明し、委員向けに試食会を開いた。
 秋系821は、粒が大きく柔らかい食感の県産品種「つぶぞろい」といもち病に強い良食味の「中部132号」を交配して誕生。甘味と粘りが強く、暑さと寒さに耐性がある。秋田を代表する品種あきたこまちより登熟期が12日ほど遅い。
 日本穀物検定協会(東京)の食味官能試験では、秋系821の過去3年間の総合評価値が、他県産コシヒカリを大きく上回った。首都圏の消費者や卸売業者を対象にした18年度の調査でも、柔らかさや香りなど全6項目で高い評価を得た。
 県は19年度一般会計当初予算案に新品種デビューに向けた関連費用として約4000万円を計上。5月に流通業者や生産者らと新品種のブランド化戦略本部を設立し、栽培適地や出荷基準、販売戦略などについて詰めていく。
 県農林水産部の斎藤了部長は「食味を徹底的に追求した。市場での地位を確立させ、秋田県産米の底上げを図りたい」と意気込む。


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2019年02月23日土曜日


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