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今春閉校の気仙沼・水梨小で感謝込め、有終の鳥舞披露

踊りを披露する子どもたち

 気仙沼市水梨小で23日、40年近く続く神楽の発表会があった。児童数の減少で4月に松岩小と統合、閉校するため伝統行事も今回が最後。子どもたちは集まった約80人の住民や卒業生らの前で、お世話になった学校や地域への感謝を込めた舞を披露した。
 体育館であった発表会に全校児童16人が参加。明治末期、一関市千厩町から地元の羽田地区に伝わったとされる「鳥舞」を踊った。
 赤い着物と緑のはかまを身に着け、ボール紙で作った鳥兜(とりかぶと)をかぶった子どもたちは約5分間にわたり、豊作や家内安全を願う踊りを披露。息の合った舞に会場から大きな拍手が送られた。
 6年尾形良太君(12)は「最後の発表会で練習の成果を存分に発揮できた」と満足げに話した。
 同校は地域学習の一環として地元の「羽田芸能保存会」の指導を受け、1980年から踊りの継承に取り組んできた。保存会の尾形幹男会長(71)は「心を一つに素晴らしい踊りを見せてくれた。この子たちは地域の宝だ」と感激していた。
 同校は52年開校。ピーク時の59年には200人が在籍した。統合後の学校で鳥舞が継承されるかどうかは決まっていない。
 6年荒木みうなさん(12)は「神楽の発表会が無くなってしまうのは寂しい。できれば統合先でも続けてほしい」と願った。


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2019年02月24日日曜日


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