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殉教キリシタンしのぶ 仙台で信徒ら祈り

殉教者の碑に向かって聖歌をささげた殉教祭

 江戸幕府のキリスト教禁教令によって殉教したポルトガル人宣教師や武士らをしのぶ仙台キリシタン殉教祭が24日、仙台市青葉区の広瀬川に架かる大橋のたもとであった。宮城県内の信徒ら約160人が、殉教者の碑の前で祈りと聖歌をささげた。
 フィリピン出身のフェルディマール・ファミニアラガオ神父が「宣教師らは寒さの中、見物する群衆に交じったキリシタンに見守られて生涯を終えた。私たちは先人の取り次ぎによって、仲間としてこの場に集うことができた」と語り掛け、全員で広瀬川に向かって黙とうした。
 殉教祭は仙台、塩釜両市のカトリック8教会の主催。1624年2月下旬、極寒の広瀬川河畔に設けられた水牢(みずろう)で神父と武士、農民ら計9人が命を落とした史実を後世に伝えようと、命日に近い毎年2月の第4日曜日に開いている。
 殉教祭で集まった献金は信徒による福祉団体「カリタスジャパン」(東京)を通じて世界の難民支援に役立てられる。


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2019年02月25日月曜日


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