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<ドナルド・キーンさん>東北にも深いゆかり 共同研究評価、東北大「名誉博士」第1号

仙台市を訪問し、インタビューに答えるドナルド・キーンさん=2011年10月

 ドナルド・キーンさんは1978年に半年間、東北大の要請で客員教授として勤務。日本文学と日本の演劇を教えるなど、東北にも深いゆかりがあった。
 97年には、東北大が前年に新設した「名誉博士」の第1号になった。日本文学の研究や海外紹介への貢献に加え、同大の客員教授として共同研究に取り組んだことが評価された。
 国内大学からキーンさんへの名誉博士号授与は初。授与当時の文学部長大橋英寿さん(80)=仙台市青葉区=は「東京の自宅を訪ねて授与を伝えたところ、とても喜んでもらった」と振り返る。
 授与式でキーンさんは「東北大では周囲の人々に助けられ、最高の状態で講演や研究ができた。日本で一番好きな大学は東北大。称号を受けるのは光栄だ」と喜びを語っている。
 東日本大震災後の2011年10月には講演のため仙台市を訪問。「戦後の復興のように東北も必ずよみがえる。被災地が美しい街として再生することを信じている」とエールを送った。
 大橋さんは「高齢で容体を心配していた。誰にでも分け隔てなく接し、嫌な顔をするのを見たことがない。日本人よりも日本人らしい言葉遣いで心配りをする方。もう一度お会いしたかった」としのんだ。


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2019年02月25日月曜日


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