宮城のニュース

<なでしこL・マイナビ仙台>辛島新監督、再建へ着々 意識の共有を重視、リーグ戦3位以内目標

練習試合中にベンチで選手を指導する辛島監督(中央)=仙台市のマイナビベガルタ仙台泉パークタウンサッカー場

 サッカー女子、なでしこリーグのマイナビベガルタ仙台レディース(仙台)の辛島啓珠(けいじゅ)新監督(47)が昨季不振だったチームの再建に取り組んでいる。選手に強く求めるのはハードワークと技量アップ。26日からの台湾キャンプ(3月9日まで)で磨きをかけ、3月21日に開幕するリーグ戦で3位以内の目標達成へ準備を進める。

 24日の練習試合で変革の兆しが見えた。男子のFCみやぎU−13(13歳以下)を相手に自陣からパスをつなぎ、勝負どころで縦パスやクロスを入れて立て続けにゴールを奪った。
 ボールを保持しながら、全員で意識を共有して攻撃のスイッチを入れるのが目指す形。「シンプルにゴールに向かう姿勢とつなぐことのバランスが大事。思った以上に選手がよく反応している」と手応えを語る。
 集中力を保った攻撃を下支えするのが走り負けしない体力。試合終了後には全員で100メートル走を繰り返して体を追い込んだ。「まだまだ体力強化を進めないといけない時期。余裕があるなら少しでも多く走る」
 仙台は昨季8位。攻守に連動を欠いて総得点、総失点とも10チーム中ワースト2位と苦しんだ。「意識の共有が大切。選手に同じ絵を描かせられるのは監督しかいない」という考えだ。
 指導者として豊富な経験を持つ。京都府出身でG大阪などでセンターバックとして活躍し、2001年に引退。J2岐阜の監督などを経て16年から2季、新潟レディースを率いて16年度の皇后杯で準優勝に導いた。昨季は東海社会人リーグの鈴鹿アンリミテッドを日本フットボールリーグ(JFL)に昇格させた。
 「男子ほど移籍が盛んでない女子は純粋にサッカーと向き合い、勝利と自身の成長を追い求める。満足させるには、より良い指導をしないといけない」。このため練習では強度の高い対人プレーを植え付け、ボールタッチや位置取りなど技術面も細かく指導する。
 台湾キャンプでは「セットプレーの戦術など、よりチームとして必要なことを落とし込んでいく」と意気込んでいる。 (原口靖志)


2019年02月26日火曜日


先頭に戻る