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<震災8年>志津川の津波忘れない 到達高示す標柱設置、防災意識向上目指す 南三陸町など

津波の記憶を伝える標柱を見る協議会のメンバー

 東日本大震災の津波の記憶を後世に伝えるため、宮城県南三陸町や復興整備事業を町から受託するUR都市機構は26日、同町志津川の上の山緑地の入り口に、志津川地区を襲った津波の高さを示す標柱を設置した。

 設置作業には関係者ら約20人が参加。町内の住民団体「志津川地区まちづくり協議会」のメンバーが高さ2メートルの木製標柱に、平均津波高16.5メートルを示すパネルなどを取り付けた。
 津波被害を受けた志津川地区の中心市街地では復興土地区画整理事業が進む。対象地区約60ヘクタールは盛り土で約10メートルかさ上げされ、街並みは一変した。
 震災から間もなく8年を迎える。協議会の及川渉会長(37)は「時間の経過とともに震災の記憶が薄れる中、標柱が立ったことで思い返すきっかけになる」と語った。
 町は今後、同様の標柱を志津川小周辺や国道45号と町総合体育館周辺を結ぶ高台避難道路など3カ所に設置する。町復興推進課の男沢知樹課長は「標柱の設置は津波発生時に命を守るための取り組み。防災意識の向上につなげたい」と話した。


2019年02月27日水曜日


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