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海難救助で感謝状 セーリングで東京五輪目指す佐藤さん

感謝状を受け取る佐藤さん(左)

 宮城県気仙沼海上保安署は21日、気仙沼市波路上岩井崎沖で海難救助をした同市本吉町大谷の漁師佐藤嘉記さん(27)に感謝状を贈った。セーリング競技の国体入賞者で、東京五輪を目指すトップアスリートでもある佐藤さんは「たまたま居合わせただけ。救助できて良かった」と振り返った。

◎「迷いはなかった」

 同署で贈呈式があり、小野寺宏明署長が佐藤さんに感謝状を手渡した。
 佐藤さんは1月26日午前10時半ごろ、岩井崎沖約1.1キロで転覆した漁船に乗っていた70代の男性漁師を助けた。漁の途中だった佐藤さんは「『おーい』という声が聞こえたので、すぐに近づいた」と振り返る。男性はタコ漁の途中に転覆した。けがはなかった。
 同市出身で、気仙沼向洋高時代に始めたセーリングでインターハイにも出場した佐藤さん。2016年いわて国体はセーリング成年男子レーザー級で6位入賞を果たした。
 現在はセーリングフィン級の日本ランク上位におり、東京五輪を目指し神奈川県葉山町を拠点に活動。冬場は実家の家業を手伝いながら遠征費を稼ぐ生活を過ごしていて、たまたま事故現場に居合わせた。
 救助当時は風が強く、気温1度、海水温8度という厳しい状況だった。佐藤さんは「エンジンが付いている船はヨットよりも扱いが簡単。救助に向かうことに迷いはなかった」と話した。


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2019年02月27日水曜日


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