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<震災8年>元AKB岩田華怜さん「震災の記憶を次世代につないでいきたい」

旧野蒜駅近くの慰霊碑前で野蒜地区の被災状況などの話を聞く岩田さん(中央)=東松島市

 東日本大震災から8年を迎える被災地の今を学ぼうと、女性アイドルグループAKB48の元メンバーで女優の岩田華怜さん(20)=仙台市出身=が27日、東松島市野蒜地区を訪れた。被災地の実情について同世代の被災者らと語り合い、「災害の犠牲を少しでも減らすため先陣を切って発信していきたい」と話した。
 岩田さんは、河北新報社などが運営する若者向け通年講座「311『伝える/備える』次世代塾」を受講する地元大学生3人と共に市震災復興伝承館、旧野蒜駅などを巡った。現地で語り部活動をする東北福祉大2年志野ほのかさん(20)が案内役を務めた。
 志野さんが津波に襲われた旧野蒜小や、志野さんの祖父が犠牲となった自宅跡も訪問した。集団移転地「野蒜ケ丘」の野蒜市民センターで、震災伝承について語り合った。
 「沿岸被災地に来て初めて知ったことも多かった。同世代の語り部たちと一緒に考える機会ができてよかった」と感想を語った岩田さん。今後について「身を置いている演劇や舞台の世界で、いつか震災の記憶を作品にして次世代につないでいきたい」と力を込めた。
 岩田さんと次世代塾受講生の被災地訪問の様子は、仙台市が3月10日に開催する防災啓発イベントで報告される。


2019年02月28日木曜日


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