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<震災8年>岩手・野田村と岩泉町、3.11式典見送りを決定

 東日本大震災の発生から8年となるのを前に、岩手県沿岸の野田村と岩泉町が、毎年3月11日に開催してきた震災犠牲者を追悼する式典の取りやめを決めた。津波による犠牲者が出た県内の被災自治体で、「3.11」式典を見送るのは初めて。「静かに追悼したい」と望む遺族もいるという。
 津波で38人が亡くなった野田村は午後1〜4時、十府ケ浦公園展望台にある大津波記念碑の前に献花台を設置する。地震発生の午後2時46分に合わせて小田祐士村長が現地で黙とうするが、式辞などは行わない。
 村総務課は「昨年3月11日に記念碑が完成し、いつでも誰でも追悼できるようになった。村主催の追悼行事から個人が自由に犠牲者をしのぶ形に移行したい」と説明した。
 7人が犠牲になった岩泉町も追悼式典の開催を見送る。やはり2時46分に防災行政無線でサイレンを鳴らし、町民に黙とうを促す。
 町総務課によると、町と住民代表でつくる追悼式典実行委員会で、数年前から震災7年を区切りにしようと話し合っていたという。


2019年02月28日木曜日


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