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汚染牧草780トン3年で処分 色麻町方針、堆肥化・すき込み並行

 宮城県色麻町は28日、東京電力福島第1原発事故による放射性物質で汚染された国の基準(1キログラム当たり8000ベクレル)以下の廃棄物について、堆肥化による処理に乗り出す方針を明らかにした。すき込み処理を並行し、2019年度から3年間で、汚染牧草780トンを町内で全量処分する計画。
 計画によると、19年度、41農家が一時保管する牧草480トンを町有地の旧小栗山放牧場に集約する。20年度、堆肥舎を場内に建設し、21年度は堆肥を一の沢放牧場など計26ヘクタールに散布する。残る牧草300トンは20年度までに旧小栗山放牧場など計15ヘクタールにすき込む。
 町内にある400〜8000ベクレルの汚染牧草124トンは、そのままでは農地に還元できないが、牛ふんや放射性物質濃度が比較的低い牧草と混ぜて堆肥にすれば、処分できる。町によると、堆肥化で増える重量は最大で40トン程度に抑えられるという。
 町は3月下旬から保管農家への説明会を開く。早坂利悦町長は「これ以上、農家に負担をかけられない。周辺住民らに粘り強くお願いし、町が一括で早く処理したい」と話した。
 堆肥化処理を目指す栗原市では、施設の建設地選定が難航している。


2019年03月01日金曜日


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