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江戸時代から続いた互助組織解散、積立金で図書200冊小学校に贈る 宮城・大和

贈られた本を前に感謝の言葉を述べる児童代表の児玉さん(手前左)

 宮城県大和町吉岡に江戸時代から続く集落の互助組織「吉岡二十七日大契約講」が昨年3月に解散し、講員だった住民が28日、これまでの積立金を基に、児童用図書約200冊を同町吉岡小(児童757人)に贈った。
 同契約講は1763(宝暦13)年から255年続き、地元の商家らが葬儀などを助け合って営み、日常生活を支え合った。講員の高齢化で長年の歴史に幕を閉じた際、残った積立金34万円を子どもたちのために生かそうと、本の寄贈を申し出た。
 本は図鑑や物語、町出身の彫刻家故佐藤忠良さんの写真集などで、児童たちが昨年12月、リストの中から読みたい本を投票で選んで決めた。今後、校内の図書室に置く。
 同校であった贈呈式に、講員だった児玉隆雄さん(80)と青砥秀雄さん(69)が訪問。「大学まで進学できるよう一生懸命本を読んでほしい」(児玉さん)と激励した。
 児童を代表し、図書委員長を務める6年の児玉瑚子さん(12)は「学校には読書好きの人が多く、みんな喜んでいる。大切に読んでいきたい」と述べた。


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2019年03月01日金曜日


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