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<東京五輪・パラ>福島県、都市ボランティア目標1500人確保 企業訪問重ね最終日に到達

パラ競技のボッチャを体験する企業向け説明会の参加者=2月26日、福島市

 2020年東京五輪・パラリンピックに向けた福島県の都市ボランティアは28日、定員の1500人に達した。希望者集めは苦戦が続いた末、県職員らが終盤に企業訪問を重ね、応募最終日に何とか目標をクリアできた。

 「目標を確保でき、まずは一安心。大会を成功させたいという県内外の方々の思いが実を結んだ」
 県オリンピック・パラリンピック推進室の佐藤隆広室長は28日午前、1633人の応募数を知って胸をなで下ろした。
 募集は昨年12月14日の開始からつまずいた。2月12日までの確保数は半数に満たない623人。申し込みは1日20〜30人程度にとどまり、目標達成が見通せない状況が続いた。
 認知度不足が響いた。競技会場や選手村で活動する「大会ボランティア」とは異なり、都市ボラは来訪者のおもてなしが中心。「存在自体を知らない人が多く、活動内容をイメージしてもらうのに苦労した」と佐藤室長は振り返る。
 2月下旬ごろから一変し、応募は1日80〜100人に増えた。締め切り前の駆け込みの増加に加え、職員が企業や団体、学校など12カ所を回って協力を呼び掛けたことも影響した。
 2月26日には、日本財団ボランティアサポートセンター(東京)が県との連携協定に基づき、福島市内で企業向け説明会を開催。パラリンピアンによる講演やパラ競技のボッチャの体験コーナーを設け、担当者が「後悔しても遅い。早く応募してほしい」と訴えた。
 県は3月中に応募者を書類選考し、5月以降に福島市など4カ所でオリエンテーションを実施。正式採用は来年3月ごろで、さらに研修に入る予定だ。
 佐藤室長は「きめ細かな研修で来訪者へのおもてなしを充実させたい。五輪が終わっても福島でボランティア文化が根付くきっかけにしたい」と話す。

[福島県の都市ボランティア]東京五輪・パラリンピックでの県内来訪客に対し、観光・交通案内やサポートを行う。活動場所は野球とソフトボール競技の一部試合が開催される県営あづま球場(福島市)周辺や県内主要駅、「ライブサイト」と呼ばれる競技の中継会場。3日間以上の活動が条件で、1日の活動時間は5時間程度。2020年3月ごろに採用通知を送り、4月以降に研修を行う。


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2019年03月01日金曜日


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