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<卒業式>「防災の勉強、大学でも」災害科学科1期生が門出 宮城・多賀城高

式後、恩師と握手をする多賀城高災害科学科の卒業生

 東日本大震災から8年となるのを前に、被災地の高校で1日、卒業式が行われた。多賀城高(宮城県多賀城市)では震災後に設けられた災害科学科の1期生33人が門出を迎えた。

 多賀城高では普通科を含む264人が卒業した。式典で佐々木克敬(かつのり)校長が各クラス代表に卒業証書を手渡し、「外部講師の授業などで自分で考え行動する学びを経験した。自己満足で終えるか伸ばすか、選ぶのは皆さんです」と激励した。
 災害科学科は、防災と災害をテーマに教科をまたいで授業を行うのが特徴。生徒は災害派遣医療チーム(DMAT)などについて学んだほか、津波の高さを記した表示板を巡るといった校外活動にも取り組んだ。卒業生のほとんどは進学して専門知識を深めるなどするという。
 式後、災害科学科3年の鈴木勇汰郎(ゆうたろう)さん(18)は「震災で東松島市の自宅が全壊した。大学で興味のある情報分野を学ぶ」と意欲を語った。藪内さくらさん(18)は「防災に関わる自分の意見を確立できた。専門学校で建築士の資格を取り、将来は市職員になりたい」と話した。


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2019年03月02日土曜日


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