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<気仙沼震災遺構・伝承館>10日に開館 津波の教訓、映像で残す

オープンに向け整備が進む伝承館(右手前)と震災遺構の旧気仙沼向洋高校舎

 10日に開館する気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館が1日、地元住民や報道関係者らに公開された。震災遺構の旧気仙沼向洋高校舎や津波の脅威を伝える映像シアターなどが、震災の教訓を伝える。
 約80人の住民らが見学。最上階まで浸水した南校舎や、乗用車が折り重なる渡り廊下などを見て回った。隣接する伝承館では津波の映像や被災者の思いを伝える映像が流された。
 津波で夫の晃佑さん=当時(30)=を亡くし、長女日向(にこ)ちゃん=当時(2)=が行方不明となった同市田中前の会社役員柴田静佳さん(36)も現地を訪問。長男で小学2年の陽太君(8)と一緒に映像を見詰めた。
 晃佑さんの遺体を伝承館の佐藤克美館長が発見したつながりもある。柴田さんは「生き残った人間がどう暮らしているのかを伝えるのも大事」と話した。
 10日は午前9時から伝承館体験交流ホールで記念式典があり、9時半から入館できる。入館料は一般600円、高校生400円、小中学生300円。


2019年03月02日土曜日


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