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<震災8年>気仙沼大橋、架け替え開通 幅広げ災害時の安全確保

架け替えられ、開通した気仙沼大橋。奥は旧橋
気仙沼大橋の開通を祝いテープカットする関係者

 宮城県気仙沼市の大川に架かる気仙沼大橋(長さ105メートル)が架け替えられ、1日開通した。東日本大震災では渋滞が発生して逃げ遅れた車が津波の被害に遭ったが、幅員が広がって道路も直線化された。災害時の円滑な通行や産業振興に役立つと期待される。

 気仙沼大橋は2015年から市が旧橋の南側に整備してきた。都市計画道路魚市場中谷地線の一部で、魚市場や観光施設のある南気仙沼地区と市街地、国道45号をつなぐ。
 車道11.0メートル、両側に2.5メートルの停車帯と4.5メートルの歩道がある。幅員は旧橋の約2倍の20メートルで、停車車両があっても避難や緊急輸送の機能を維持できる。
 現地で開通式があり、菅原茂市長が「災害時に乗り捨てられた車があっても通行できる幅員を確保した。大川を眺めながらの散歩にも適している。気仙沼の復興がまた一歩、進んだ」とあいさつ。関係者がテープカットして開通を祝った。
 市は橋に続く市街地側道路の一部を拡幅するとともに、旧橋を撤去する。総事業費は65億円で復興交付金を活用した。


2019年03月02日土曜日


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