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<旧優生保護法>救済法案概要決まる「声上げ続けてよかった」仙台訴訟の原告

 旧優生保護法(1948〜96年)下の強制手術を巡る問題は1日、与野党が救済法案の概要を決め、大きな節目を迎えた。20年以上前から被害を訴え、昨年5月に国家賠償請求訴訟を仙台地裁に起こした宮城県の飯塚淳子さん=70代、活動名=は「声を上げ続けてきてよかった」と涙を浮かべた。
 法案概要では被害認定の際、手術記録以外の情報も踏まえて判断するとした。飯塚さんは「記録がない人がどうなるのか心配だった」と歓迎した。
 前文のおわびの主体が「われわれは、それぞれの立場で」とされた点については、「奪われた人生は戻ってこない。せめて国に明確に謝ってほしいだけなのに、なぜ理解してくれないのか」と不満を示した。
 飯塚さんを支えてきた新里宏二弁護士(仙台弁護士会)も「早期の法案具体化は率直に評価したいが、旧法の違憲性に触れていないなど不十分な点がある」と強調。ハンセン病補償法や薬害肝炎救済法など、日本の被害救済法制は司法判断を受けて作られてきたとして「優生手術の救済も訴訟結果を踏まえた形にすべきだ」と指摘した。


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2019年03月02日土曜日


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